うちがお世話になっている建築プロデューサーの朝妻さんが本を出版しました。

実はこれ、朝妻さんに仕事を依頼する前にいただいた、「家づくりは、はじめてですか?」というオフセット本が生まれ変わったものです。
家づくりに関する考え方や意識がガラリと変わるきっかけになったお話だけに、再読して感慨深いものがありました。
■家づくり物語 - 朝妻 義征 著
家づくりを考え始めた主人公の桂子は「いい家って、どんな家だろう?」という疑問にぶつかります。
ある日桂子は、家づくりのガイドに出会い、不思議な手帳を入手します。
自分たちにとって必要なものは何か、大切なものは何かを考え悩みながら、手帳に出てくるキーワードをたどり、ついに桂子は家づくりを成功させます。
依頼先探しや、工法・構造を選択する前に、まずはなんのために家をつくるのか、自分にとってのいい家とはなにかをじっくり考えることが、家づくり成功への大きなカギであり、家づくりとは自分を知ることでもあると説く、物語仕立ての家づくり指南書。
Amazonのレビューがみんな的確だなあ。
そっちもぜひ読んでみてください。
この本、家づくり指南書でありながら、普通の家づくり本とは決定的に違うことがあります。
それは、最後の最後まで「こうすれば間違いナシ!」という正解がないこと。
家づくりの段取りとか、工法とかを知りたい人には向いてないかもしれません。
むしろ、それ以前の「気付き」を与えてくれるお話です。
施主になる人間は、おおむね生まれてはじめての家づくりですから、家に関しては徹底的に素人です。で、おそらくはそこいらのハウスメーカーに足を運び、工法がどうとか、オプションの有無とか、耐震性能がどうとか話だけで、「まあ、家なんてこんなもんかなあ」と思いながら契約するんじゃないかと思います。
でも私はそれではどうしても納得できなかった。
一生に一度の家づくりなのに、ぜんぜんワクワクしない。面白くない。
自分が生活している様がちっとも想像できない。
それで声をかけたのが朝妻さんだったわけですが、前述した「家づくりは、はじめてですか?」を送っていただいて、自分の中のモヤモヤがぱ〜っと晴れていくのがわかりました。
だから、この本の内容は、自分たちの実体験と大いに重なります。
桂子さんみたいに最初から半信半疑ではなかったですけどねー。
建築家と家を建てるというと、たいがいの人は「大変そう」っていうんですが、そんなことないんです。打ち合わせのたびに楽しくてしょうがない。
はじめて打ち合わせをしてからまもなく1年にもなりますが、しんどいという感覚は今もまったくないんですよね。不思議だなあ。
ニコニコしながら家のことを旦那と語り合えるのも、おそらくこの本と朝妻さん&中辻さんに出会ったおかげなんじゃないだろうかと思います。
ではオマケに、この本を読んでの旦那の感想。
- ハウスメーカー相手だと、どんどんむこうの言いなりに話を進められてしまうけど、家を建てることに関して自分が口を出していいんだということがわかった。
- コレを読んで、家のことをよくふたりで話すようになった。考え方が変わったように思う。
- フツーの人は間取り・部屋数、窓の向きなど、固定観念に縛られすぎだと思う。
…だそうだ!
箇条書きですいまそんー。
いたちニョロリーズにも感想を聞こうとしましたが、

ごらんのような有様でした。にょろ〜ん。
しかしなぜ君たちは私らの布団で眠るんだい。