近頃ブログも更新せず何に熱中していたかというと、コレ。
FPS(ファーストパーソンシューティング/一人称視点のシューティング)でアドベンチャーの最高峰とうたわれるホラーゲームです。
デモプレイがYouTubeにあったので掲載。
舞台は1960年代に建設された(という設定の)「Rapture(ラプチャー)」という海底都市。
移住した科学者たちが地上の常識や倫理に縛られることなく好きな研究を繰り広げた結果、建設当時のデザイン・文化と最新鋭の科学が同居することになった不思議な世界であります。
自分は飛行機事故でたまたまラプチャーに迷い込んでしまったジャックという人物。
プロローグでわけもわからず潜水球に乗り込むと、「アトラス」なる人物が無線で話しかけてきて、幽閉されている自分の家族を救い出して欲しいということをお願いされるわけです。
そして到着したラプチャーは、暗闇に包まれた廃墟であった…。
アルェー?ここは科学者たちの理想郷ではないんですか?
住んでいた人たちはどこいったんですか?
奇声をあげながら襲い掛かってくるゾンビみたいな連中はなんなんですか?
そもそもあちこちに死体が転がってるのはなんでですか?
ていうか、なんで自分電撃が打てるようになってますかー!?
とまあ、次から次へと理解不能なことが起こる。
体験版でもここらへんは体験できますが、あまりの怖さに体験版で挫折したという人もチラホラ。
だって暗闇です。変な自動販売機がしゃべってます。
壁は血糊でべったりと汚れ、あちこちに惨劇をうかがわせるナニかが転がっています。
ここを平気で冒険できる人はそうそうおらんのではあるまいか?
ちょっとネタバレをしてしまいますと、科学者たちは「ADAM」という物質の発見により様々な超能力を手に入れ、その過程で人間性を失ってしまったらしい。
都市が廃墟になっているのも、死体がゴロゴロ転がっているのも、ゾンビ(スプライサーと呼ばれる発狂した人間)みたいなのが襲い掛かってくるのも、みんな彼等のせいでした。
特に怖いのは、スプライサーがわけのわからないことをぶつくさ呟いたり、喚きながら襲い掛かってくること。
こりゃ精神にじわじわくるわー。
慣れてくると「うっさいわボケがー!」とレンチでひと殴りですけどね!
さて、このような典型的巻き込まれ型ストーリーでありますが、拾ったレンチや武器でスプライサーたちをあしらいつつ、アトラスの導きに従って進んでゆくと、徐々にラプチャーが廃墟になってしまった理由が見えてくるという寸法。
グラフィックが圧巻なのはもちろんですが、世界観の表現がこれまた見事で、演出がいちいち細かい。
人はいないのに街頭の宣伝テレビが流れっぱなしだし(ナレーションもすべて日本語化されてます)、自動販売機は生きている。
廃墟になる前のラプチャーの栄華もなんとなく理解できるのが面白い。
だからこそ、ラプチャーを覆ってしまった狂気が恐ろしいわけですが…。
謎解きは非常に親切で、マップ画面でヒントまでもらえちゃう。
どこかに行く必要がある場合、画面上に矢印が出てくるので、それを追いかけるだけです。
正直、謎解き要素はほとんどないです。
FPSですから、様々な武器と超能力でもって襲い掛かってくる敵をなぎ倒してゆくわけですが、これはちょっと頭を使ったり工夫することでいくらでも切り抜けられます。
特筆すべきはジャックが得る超能力の数々。燃やしたり痺れさせたり凍らせたりが思いのままでございますよ?おもしろー!(他にも色々あるよ!)
私なんぞシューティングは下手の部類に入る人ですから、弾薬の節約を兼ねて(弾薬が減るのがイヤだ)、いちいち敵を痺れさせたり氷漬けにしたりしてからレンチで滅多打ちにして倒していたら、そんな調子で最後までいけてしまいました。
あえて言おう、レンチは最強であると…!!
道中出合う「リトルシスター」と呼ばれる女の子たちにどう対応するかでエンディングも分岐します。
「リトルシスター」というのは、死体から「ADAM」を抽出できる特殊な能力を持った女の子たちのこと。
リトルシスターに戦闘能力はありませんが、「ビッグダディ」というロボットみたいなのが必ず護衛をしています。
「ビッグダディ」との戦闘はストーリー上避けられませんが、そのあとリトルシスターを犠牲にしてADAMをたくさん得るか、ADAMを諦めて命を助けるかは自分の選択次第。
Amazonのレビューにもありましたが、ディズニーシーの海底2万マイルとセンターオブジアースとバイオハザード4を足して3で割ったような感じというのがしっくりくる。
私はお化け屋敷には入れないし、ホラーゲームもプレイできないチキンですが、なぜかバイオショックは遊べました。
力でゴリ押しできるのと、ブラックユーモアがあるのと、助けるべき誰かがいたからかもしれません。
そんなわけで、エンディングもホロリとくるような感動的なものでした。
ゲーム世界が殺伐としていただけに感無量だったわあ。
クオリティも次世代機にふさわしい。できれば高解像度でプレイしてもらいたい。
「このゲームに出会えて良かった!」というゲームでした。
グロいの苦手な人にはちょっと厳しいかもしれませんが、お勧めです。