雑記 - 新生itachizm
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小額決済ならAmazonギフト券がいいゾという話

猫も杓子もフィンテックとか言ってる昨今ですよこんにちは。

まず、フィンテックというのは何かというと、ファイナンス(Finance)とテクノロジー(Technology)の2つを併せた造語のこと。
身近なところで言うとスマホでのカード決済とかそうですね。僕なんか小額でもクレカ決済しちゃう派なんで、クレカ使えると大変捗ります。

あとはマイクロペイメント(小額決済)。最近ですとスマホアプリの「メルカリ」がマイクロペイメント用に利用されているっぽいですが、メルカリはスマホアプリ界の西成なんて言われる勢いでひどい出品物が多いというのも有名な話です。

というわけでタイトルに戻りますが、遠くにいる友人に少額を送るのに銀行振り込みのような手数料がかからなくて便利なのがAmazonギフト券。必要なのは送信先のメールアドレスと、Amazonアカウント。

15円以上であれば自由に金額も設定できるので、たとえば、立替払いで購入した物品+送料分をAmazonギフト券で送ってもらう、なんて使い方もできます。

Amazonギフト券- Eメールタイプ - Amazonベーシック
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上記の購入ページに行きますと、金額および受取人のメアドを入力する欄がありますので、送りたい金額と先方のメールアドレスを入力。
送り主の名前(ペンネームでも可)、メッセージを入力して、あとは決済するだけ。



すると送られた側にはこんなメールが届き、自分のAmazonアカウントにギフト券の金額をチャージできるという仕組みです。



ギフト券のポイントは入力から1年が有効期限という制約がありますが、うちのようなヘヴィユーザーだったりすると猫砂すらAmazonで購入していたりするので、普通にお金を受け取ったのとなんら変わりありません。

以上、毎日の暮らしに役立つ情報でした。


Origin垢をハックされたけど取り返したぞ報告

会社の同僚のアスなんとか氏がAIONの垢ハックをされたと聞いたとき、「ゲーム会社で働いてて垢ハックとかダッセェwww」と盛大に笑ってしまったことを今ここに詫びておきたいと思う。

すいません、Origin垢ハックくらいました…。
Origin垢ハックは2014年くらいから発生していて、FIFAられるという造語もあるようです。

OriginのアカウントがハックされFIFAられたので返金手続きをした
Originのアカウントハックが流行っているみたいだぞ、PCゲーマーは気を付けろ

今後垢ハックを食らうかもしれない諸君のために、ちょっと時系列で書いておこうかな!

2014年9月 Originアカウント作成。たぶんEAアカウントから引き継いだ。
2015年12月 SWBFで遊んでいてID変更。
2016年5月 GWにDragonAgeで遊ぼうとした俺氏、Originにログインできないことに気づいて絶望する。


メールを掘ってみたら、ありました。
心当たりのないメアドに変更したよというお知らせが…(2016年4月)。畜生、ぬかったー!

このメールに気付いて速攻取り返していれば良かったものの、迷惑メールに収まっていたために気づかずスルーしていたらしい。
ハックしたやつはまんまとID、パスワード、氏名、秘密の質問までちゃっかりと変更してしまい、元の持ち主がログインできないようにしちゃっていたというわけ。

ぐぬぬ!この手口、おそらくロシア人の仕業だな!?

ともあれ、発覚がGW中でサポート窓口が営業していなかったので、とりあえずメールで問い合わせ。後日、本人確認するから電話じゃないと対応できないんで~という無情な返信が届くも、先にメールでいろいろ申告していたので、電話は短くて済んだというメリットが有りました。

だがサポート窓口の営業時間は平日のみ、しかも勤務時間内って…死ねぇぇぇぇぇい!

うっかり同僚に聞かれたら、「垢ハックとかwww ブフォwwww」と笑われること必須の環境にいるため、みなが昼ごはんに出掛けている頃合いを見計らってコソコソ電話しましたとも。一発で繋がって良かった。

さて、オペレーターに繋がったので、まずはメールで返信のあったケース番号を伝えます。
それによりオペレーターもこれまでの経緯が瞬時に把握できるため、やりとりがスムーズになるというわけ。以下、オペレーターとのやりとり。

「こちらのアカウントですが、秘密の質問を設定できない時代に作られたもののようですね。それで辞書攻撃によって乗っ取られたものと思われます。」
「なるほど。」
「ではご本人確認のために、はじめに登録したメールアドレスを教えてください。」
「XXXXXXXです。」
「そのメールアドレスは現在もご利用になられてますか?」
「はい。」
「ではメールアドレスをリセットします。確認メールが届きましたら中に記載されているコードを口頭でお答えください。」
「届きました。XXXXXです。」
「では次にパスワードをリセットいたします。」

といったやりとりの末、秘密の質問までリセットしてもらいました。
※垢ハックは海外からというケースが非常に多いので、秘密の質問と答えは漢字にしておくのも良いらしいぞ。

やりとりしながらOriginプロフィールを確認したんですが、氏名はアンドレイ某に変更されているし、生年月日はいじられてるし、秘密の質問ももちろん変更されているくせに、プロフィール写真は猫(ナナー)のままという不思議な状態になっていた。

クレカ情報も登録しっぱなしだったのでいつFIFAられるかとハラハラしながら明細チェックしていましたが、こちらは幸いにも無事で、自分が購入した履歴しか残っていませんでした。
俺はな!DragonAgeが遊びたかっただけなんだよ…!

「では念のため、ID、氏名、メールアドレスなどは使用していないものにすべて変更してください。」
「氏名もですか?」
「はい。本名は登録されないことをおすすめします。」

お勧めしちゃうのかよwww
今後の本人確認どーすんだよwwwwwww


ちょっと笑っちゃいましたが、これまでの経緯も記録しているだろうし、それをもって本人確認するみたいですね。

ともあれ、無事にOriginアカウントを取り戻せて良かった良かった。
勢いで購入したSims4も遊べなくなっちゃうんじゃないかと絶望してたよ…。

ところで、なんでIDとパスワードが漏れたのかと考察した結果、PSNで盛大にお漏らしされたときに使っていたメアドとパスワードの組み合わせだったことに思い当たりました。
リスト攻撃されたらログイン成功しちゃうパティーンだったね。

OriginはIDでログインしていたので、メアドでもログインできるというのを失念していた。あぶねーあぶねー。
いや、未遂じゃないからあぶねーどころではないか。

Twitterなどもそうですが、いつもなんとなく共通のID・PASSを使ってる人は、同じ組み合わせで利用しているサービスはないか、今一度見なおしたほうが良いかもしれません…どこでお漏らしされちゃうかわからんからね。


DQN車みたいなPC作ったからパーツを紹介してみる

今年のGW、2日有休をぶち込んだら10連休ですってよ奥様!

などと世間がどんなに煽っていても、肝心の有休がなければどうしようもないといえよう。
転職1年目の吹けば飛ぶような有休なんか全部体調不良で無くなるっての!バーカバーカ!
てなわけでGWは悔し紛れにPCを新調することにしたので、かき集めたパーツなどをドヤ顔で紹介することにする。

元のPCはドスパラBTOのこれ。

[Galleria XT]
CPU:Intel Core i7 870 2.93GHz
メモリ:8GB(※4GB追加)
HDD:1.5TB
Video:NVIDIA GeForce GTX470 1280MB
電源:750W
※オプション:SSD 80GB、簡易水冷

おお、根性版のときに新調したのに、すでに往年の風格漂うスペックになってしまっている…。これに対してHDDとSSDを増設、Blulay-Driveを換装、VGAを2度ほど換装して(GTX660→GTX970)今のいままで使い倒していたんですよ。



しかしながら、負圧ケースの弱点でどうも排熱が悪く、長時間3Dゲームをぶん回していると陽炎がたつほど本体がめちゃ熱になり、猫が喜んで暖まりにきてしまう…。

ということで、今回ケースから考え直すことにしました。




マザーボードを90度回転させて配置する煙突ケース。
2.5インチドライブ2基と3.5インチドライブ2基搭載できます。
しかし前面パネルがあかないので、流用しようと思ってたBlulay-Driveがまんまと使えなくなったというね。

SSD、HDD、VGAカードは流用で、その他のパーツはこんな感じ。

MSI Z170A GAMINGPRO ATXマザーボード MB3467 Z170A GAMINGPRO
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ENERMAX サイドフローCPUクーラー ETS-T40Fit-BK Black Twister
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そう、CPUをどうにかしようとするとマザーボードもメモリも全取っ替えになってしまうんです…。
かかった予算はざっと10万円。



案の定、元PCはありとあらゆる隙間に猫毛と埃がみっしり詰まっていてエライことになっていた。これでタバコでも吸おうものならタールでべったりとコーティングされて、この世のものとは言えない汚れ方になります。

で、初期PCの80GB SSDも流用しようと取り外しにかかったんですが、こいつが基地外固定されてて、潰れたネジ山をなんとかするのに半日ほど費やしてしまった。ち…畜生うううう。




とりあえず流用パーツの取り外しは終わったものの、どんどん日が暮れて手元が見えなくなってくるという重大な問題が発生。




仕方ないのでスタンドライトまで持ちだしてせっせと配線をし、ようやく火を入れることができたのが22時過ぎ。
新PC組み立てたときって、何故か「こんなのが動くわけねぇ」って確信をもって思い込んでるので、あっさり動くと逆に「あれ~?」って感じがします。



ケースの中身が見えるようになったから、ゲーミングPCらしく無意味に光るやつにしたぞ。やったね!
「なにそのDQN車みたいなPC!」と言われましたが、PCは床置きだからこれで足元まっくら問題解決なんである。ざまをみよ。

あと、光学ドライブを内蔵できないので、すごく強引な方法でドライバ類をインストールしました。


このケース、スロットイン方式のスリムタイプのドライブなら内蔵できます。
しかし光学ドライブそんなに使わないしなーということでUSBの外付けドライブを別途買うことにしたよ。

元はWin7だったので、無料期間を利用してWin10にもアップグレードしちゃったぞ。
こちらからインストール用のメディアを作成するツールがダウンロードできます。

Win8は使いづらいなと思ってましたが、Win10は8よりも使いやすい気がします。いまのところ動かなくなったソフトなんかはありません。
以上、「PC新しくしたよ」っていうと「パーツ構成教えて」って言われるんで記事にしてみました。



メアドを勝手に登録されて俺の怒りがマッハ

一度は削除したエントリーをまた復活することになろうとは。

自分には長らく使用しているGmailアカウントがあるんですが、世界各地にメアドが漏れたせいでスパムが毎日わんさか届くようになってしまった。
しかしGoogleのスパムフィルタはなかなか精度が高いので、おおらかな僕は気にせず運用していたわけです。

で、ある日メールチェックのためにGmailを開いてみたら、心当たりのないメールがたくさん届いていたと思いねぇ。




な、なんじゃこれー!?

こ、これはどこかの誰かがメアド間違えて登録しちゃったケース!?




メールの中身を見たら、心当たりのない個人名と車の名前。
豊原じゃないしストリーム乗ってないし!

心当たりのない保険見積もりがばんばん届いて、俺の怒りがマッハ。






で、もしやとおもってウザい楽天DMを自動振り分けしてるフォルダを見に行ったら、やっぱりありました。





調べてみたらクーポンはおまけで、一括見積もり申し込みで付与される楽天ポイントが目当てだったようです。
だが、肝心のメールURLには一切触っていないので、豊原はざまを見よ。

しかし、どこの保険会社も見積もり請求とともにメルマガも自動登録されちゃうらしく、これを解除しようと試みたところ、仮登録時の個人情報を入力しろと要求されて詰んだ。

豊原の個人情報なんて知るかー!




ちょっと思ったんだけど、この仕組み、メルマガ配信のパーミッション取得として成立してなくね?
だって、配信に同意したのは豊原だよ?

なぜ豊原が私のメアドで執拗に登録するのか本当に意味がわからないのですが、たぶん、アカウント内に含まれるピリオドは無効という仕様を知らないんでしょう…。

たとえば、testtest@gmail.comというアカウント所有者の場合、「test.test@gmail.com」「te.sttest@gmail.com」宛のメールがどちらも届くわけです。



と、いうわけで主に豊原宛にブログを書きました。
豊原ははやく気付いて人のメアドでサービス登録するの諦めてください。

※※※

と、ここまでが2014年10月に書いたエントリー。
現在はどうなっているかというと、こうです。


誰なんだよお前は

今度はマドリード在住のボンクラにメアドを間違い登録された。

Facebookってメールアドレスで検索すると、そのアドレスで登録している個人を見つけることができるんですが(危ないのでプライバシー設定でオフにできます)、現役で使用しているメールアドレスで検索したら見に覚えのない個人が出てきて目を疑ってしまった。
仮登録とかないのかよFacebookよ。

そして今度はこれ。



どこの高橋だよ!!豊原はどうしたんだよ!!!




そんなに間違いやすいアカウントじゃないと思うんだけどなぁ…。
呪われてんのかなぁ、これ。



第七霊災のせいで続きがさっぱり書けないので、ゲームネタがでてくるというこじつけでもって自分のおもしろ体験談を書くことをお許し願いたい

ゲームネタがでてくるというこじつけでもって自分のおもしろ体験談を書くことをお許し願いたい。

なお、ノンフィクション感動巨編ではありますが(読み物風にしてます)、内容が内容であるために一部フェイクが入っております。でも登場人物の会話とかは限りなく本物です。

※※※


当時務めていた会社が電撃倒産をし、チーフと一緒に赤坂の洒落乙なオフィスに引き取られて、わりと修羅場ちっくな仕事をてきぱきとこなしていた二十代半ばのころの出来事である。

過労のせいか連日微熱が続いてフラフラになっており、そして何故だか知らないが日に日に尻が痛くなってきた。

もしやこれは尻が痛いのでは…?と薄々感じていたのだが、まさか痛いのが尻だなどとは思ってもみなかったので、通勤で使っているマウンテンバイクにまたがったら尻に激痛が走り、やっぱり痛いのは尻だったと確信するまでは自分でも否定し続けていたのだ。
だって尻だし認めたくないじゃないですか!

素人判断でパッと思いつくのは痔である。
当時の仕事はWeb制作であり、毎日何時間も椅子に座りっぱなしなので、いつ痔になってもおかしくなかった。そうか痔か。痔なら肛門科か。

仕事の合間にネットで調べ、近隣ではないけれども専門の病院を見つけたので仕事を抜けだして行ってみることに。
電話もせずに突然行っちゃったのだが、尻を患っていて病院に通うほどの人というのはそうそういるものではないのか、たいして待たされもせずに診察室に呼ばれたのだった。

「どうしました。」

中年の男の先生、要するにおっさんが待ち構えていた。
となりに補助のための看護婦さん(可愛い)が立っている。

「尻が痛いです。」
「じゃ、見てみましょうか。」

見てみましょうかときたよ…。

尻専門だから覚悟はしていたものの、いきなりストレートにそう言われるとは思わなかった。
看護婦さん(可愛い)に「ベルト外して、そこに横になってくださいね~。」なんて言われたので、素直にベルトを外して壁のほうを向いて診察台の上に横たわったら、いきなりパンツごとGパンを下ろされて尻丸出しにされちゃったもんだから羞恥プレイもいいところである。

「力抜いてねー。」

台詞的には「ちから」と言ったところですでに突っ込んでいる。
それにしても、いきなり指を突っ込んでくるとは不意打ちすぎる。
もちろん、先生は尻のプロだから連日他人の尻を見ているのだと思うが、こっちにとっては初めての経験である。少しは心構えをさせて欲しいものだ。

「あっ…いっ、いててててててぇぇー!
「なるほどなるほど。」

無遠慮にぐりぐりとかき回されるわ、そのたびに痛みが脳天にまで突き抜けてくるわで、まるで拷問である。
薄い本にありそうだが、「あっ…中…かき回すのやめて…っ」などと真っ赤になって喘いでいる場合ではない。
いっそのこと殺してくれと懇願したくなる痛さだった。

必死になってずっとこらえていたら、ようやく何かが終わったようだ。看護婦さんがおっさんに蹂躙された可哀想なぼくの尻穴にテキパキとガーゼを当てて、パンツとGパンを履かせてくれた。泣きそう。
椅子に座り直したものの、あまりの痛みに放心していたような気がする。

「さて。どうなっていたと思います?」

なんでそんなこと患者に聞くの先生…。
自分の尻のことなんかわかるわけないじゃんか…。

「痔?」
「はずれー。」

はずれなのかい!?
いったい俺の尻どうなっちゃってんの?

「肛門周囲潰瘍と痔瘻ですね。でも膿の排出穴ができてないから中に溜まってるね。相当痛いはずだし、熱も出てるでしょ?君、我慢強いんだね。」
「は…はあ。」

そんなことで褒められましても…。

「切開して絞っておいたから少し楽になると思うけど。で、手術いつにする?」
「しゅ、手術?!」
「手術して膿が溜まってるとこは全部取り除かないと治らないよ。」

医者の説明いわく、膿溜まりのトンネルをごっそり切り取って中を綺麗にしないと治らない病気なのだとか。
うおおお…いったいどういう手術なんだかわからないが、なんだか恐ろしいことになってしまった…。

「ところで当院はどこで知ったのかな?」
「ええと病院のホームページを見まして。」
「あっ、あれ僕がMacで作ったんだよねー。」

道理で手打ち感満載のヘボナイスなホームページだったわけだ。
自分もMacユーザーで、そのうえWeb制作の仕事をしていると言ったら急にノリノリになり、Web制作の苦労話をノンストップでされてしまった。
どうして医者と向き合ってホームページの話をしてるんだろう…意味がわからない…。

よくわからない流れのまま、なんとなく手術の日取りを決めて受付へ。
会計のときに薬袋を渡されて、中身を説明された。
飲み薬、塗り薬、あとやたらと巨大な座薬であった。

「これね、手術当日に入れてくださいね。ふたつ。」
「えっ!こんなデッカイのふたつも!?は、入りません…。」
「大丈夫大丈夫!」

なんでそんなに晴れやかな笑顔なのお姉さん…。
僕もう精神力削られっぱなしで死にそうだよ…。

できれば入院したほうがいいと言われながらも頑なに日帰り手術と通院にこだわったのは、当時どハマりしていたゲームがあり、自宅療養ならゲームし放題と考えたからなのであった。これは後からたっぷり後悔することになる。

よろよろと会社に戻り、チーフと社長に手術することになったので1週間ほど休ませて欲しいと話してその日は早退。
当時はまだ実家で暮らしていたので、仕事から帰ってきた母に手術をするからしばらく自宅療養すると話したところ、

「手術!?なにを?どこを!?」
「尻に膿が溜まった。」
「なんで膿なんか溜まるの!」

なにか倫理的に良からぬことをしたせいで尻に膿が溜まったとでも言わんばかりの形相であった。
なんで膿が溜まったのかなんてこっちが知りたいよ…。

当時の自分はデスマーチ的な仕事ばかりで、リュックに荷造りしてフラッと出て行っては連絡もなしに数日帰らないといった生活を続けており、母に邪推されても仕方のない状況ではあったのだが、いくらなんでもこの反応はヒドイと思いませんか。

「見せてみなさい!」

急な報告で気が動転したのか、とんでもないことを言い出した。
母は元看護婦ゆえに他人の尻ごとき見慣れているのかもしれない。
しかし、なんでいい歳して母にまで尻を見せにゃならんのだ。
だいたい尻を見たところでどうするつもりなんだ、この人は。

「いやだーッ!」

傍から見たらコントみたいなやりとりだったが、逃げないと無理やり脱がされそうだと思ったので逃げ出し、傷心のまま自室に引き篭もっていたら、部屋の外から追い打ちをかけられた。

「金なんかないからね!」
「誰も金なんか要求してNEEEEEー!」


病気になったことを一切心配されないってどういうことだ…。
機能不全家庭ゆえに親との関係は最悪だったが、この出来事によりさっさと家を出ないと本気でアカンぞと決心したのは言うまでもない。

※※※

手術当日は朝からなにも食ってはならんということだった。
例の座薬もなんとか押し込み(下剤だったもよう)、腹の中を空っぽにしてから万端の体制で挑む日帰り手術である。

しかし会社からならそう遠くはないが、自宅から行くとなると2時間近くかかる病院であった。手術後も毎日通院せよと言われ、素直に入院しとけば良かったと後悔したが、すでにアフターフェスティバルである。

ともかく空きっ腹のままフラフラと病院へ。
更衣室ですっぽんぽんになってから手術着(背中側が開くやつ)に着替えて手術室へ移動。やたら風通しが良くてスースーするので、そっかーこれから尻を切られちゃうんだもんなー、まいったなー、などと呑気なことを考える。

中に入るとすでに白衣とマスクで武装した医者と看護婦たちが待ち構えており、「はい。それじゃ手術台のうえにうつ伏せに寝てくださいー。」「足開いてくださいー。」「手術するところテープで固定しますねー。」と矢継ぎ早に羞恥プレイを強要された。

この恥ずかしさは他人の前で尻を丸出しにされた人間にしかわからないと思うが、今回は尻のみならず、尻穴のほうである。
しかも複数人の前で大公開である。
ここで新たな性癖に目覚めて新時代の幕開けを見ても良さそうな気がしたが、あいにくと羞恥心は人並みだった。
もう死にたい……そろそろ恥ずかしさで死んでもいいだろうか…。

麻酔を尻に注射され、次になにか点滴をされた。なんだったのかよくわからないが、点滴が落ちてくるたび頭がぐわんぐわんしたので、あれも麻酔だったのかもしれない。

で、脊椎にも麻酔をぶすっとやられ、下半身の感覚がまったく無くなってきたころに、尻穴を拡張する器具(そんなんあるのか)をぐいぐいと突っ込まれ、あられもない格好でポラロイド写真を撮られまくった。珍しい症例なので学会で発表させてねーとのことだったのだが、このころにはもう麻酔もだいぶ効いていて頭が朦朧としていたので、「もうなんでも好きにやっちゃってください…」という気分なのであった。

「そんじゃ手術はじめますねー。」

局所麻酔というのは面白いもので、痛覚はまるでないのに、「あ、いま切られてるなー」「縫ってるなー」というのはなんとなくわかる。
眠かったら寝ていいですよと言われていたものの、手術中だというのに医者も看護婦も笑いながら雑談しており、眠るどころではなかった。おかげでまな板の上の鯉の気分をたっぷり堪能してしまった。

「あ、そういえば君、Macでゲームはやるの?」

いきなり医者に話をふられるとは思わなかった。
しかし今まさに尻穴をチョキチョキしている相手にする質問なんだろうかこれは。

「あーはい…。やりますよ~。」
「僕最近おもしろいやつにハマってて。Life&Deathってやつ。」

知ってる…。
すごい知ってる。
なぜなら自分もプレイしてたから。

Life&Deathは簡単にいうと自分が医者になるゲームだ。→参考レビュー
患者がきたら質問したり検査したりして病気を診断するのだが、もちろん手術することもある。

「そんなら僕もやってます~。」
「アッペ(虫垂炎)の手術難しくない?患者何人も殺しちゃってさ、あはは」

今まさに手術してる医者がそれを言うか。
どんなギャグだよ。体を張りすぎだろ(俺が)

ちなみに、アッペの手術で患者を何人もブチ殺してるのは自分も同じだ。腹を切り開いて腸を引っ張りださねばならないのだが、もたもたと虫垂を探しているうちに切ったところがどんどん出血して死んでしまう。

というかね?そこに至るまでに手術のチュートリアルさえなくて、いきなり手術なんですよ。素人に虫垂の位置とかわかるはずもないのに酷いゲームもあったもんである。
Life&Deathではない、Death&Deathだ。とりあえず患者はみな死ぬ。

「やだぁ。先生、そんなゲームあるんですか~?」
「あるよー。面白いよー。君もやってみなよ。」

看護婦さん大受けである。
医者が医者のゲームをやって患者を殺しまくるというのも相当シュールだが、その話をしているのが手術の現場というのがシュールすぎる。

そのあともいきなり雑談を振られたような記憶があるが、なにせ麻酔で朦朧としていて寝言みたいな返答しかできなかった。
そうこうしているうちに無事に手術は終了。ストレッチャーに乗せられて病室へ。

麻酔がさめたら帰ってもいいですよと言われたものの、麻酔が切れてきたらとんでもない痛みが襲ってきて歩くどころの話じゃなかった。
鎮痛剤を飲ませてもらったがぜんぜん効かないので、追加で注射を打ってもらい、気絶して、気がついたら夜。

朝からなにも食べていないだろうからと、砂糖をたっぷり入れた紅茶を出してくれたので、最高にぼーっとする頭で紅茶を飲み、なんとか着替えて会計を済ませて帰宅…しようとしたのだが、ちょっと油断すると膝から崩れ落ちそうだったので、力を振り絞ってタクシーをとめ、自宅までお願いしてすぐに気絶。

タクシー代が3万もかかっちゃったが、自力で歩いて帰れるような状態じゃなかった。
日帰り手術といっても自力でスタスタ歩いて帰れるようなものとは限らないらしい。迂闊であった。

さて、それから自宅療養になったわけだが、ゲームやり放題★やったぜー!などという生ヌルい状態ではもちろんなく、連日2時間かけて通院をして点滴、帰宅してからは絶え間なく襲ってくる痛みを紛らわすためにコメディ映画を見続けるという悪夢のような一週間であった。
なお、尻からは浸出液がじわじわ出続けたので、トイレのたびにガーゼ交換したり薬を注入したりと大変忙しいのであった。
ゲーム?無理無理。

【教訓】 手術するなら素直に入院しましょう。

なお、療養中ヒマだろうからと友達がどっさりゲームの同人誌を貸してくれたのだが、どういうわけだか男性向け・女性向けのエロ同人誌も多数含まれており(ジャンル絞りで見境なく買っていたとのこと)、特に女性向けの薄い本においては読んでいてリアルに尻が痛くなったことを申し添えておきたい。

※※※

参考までに病気の解説ページへのリンクなどを貼っておきます。
なっちゃったら手術しないと治らないので急いで専門の病院へゴー!

★痔瘻の原因と発生の仕方

会社の電撃倒産やら修羅場続きやらで相当体力と免疫力が低下していたのでやられちゃったぽいですね。
なお、親には電撃倒産および転職のゴタゴタなどを一切伝えておらず、しかも自分の仕事も明かしていなかったので、遊び呆けているフリーターだと思い込んでいたみたいです。



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